共依存を知る

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パートナーとの関係に苦しんでいる方に「共依存」について知識を得るようにすすめるのは、 それが何らかの助けになるのではないかと考えているからです。 共依存の定義は曖昧で、非常に様々なものがあり、 中には共依存者を批判し責めるような論調もあります。 しかし、共依存者への批判は、今まで充分に苦しみがんばってきた人をさらに苦しめることになるだけで、 少なくともこの場では何の役にも立たないでしょう。

私が知って欲しいと思っている共依存は、 「アルコール依存症の夫の尻拭いをしたり面倒をみることだけが生きがいの妻」とか 「人の世話をすることでしか自分の価値を感じられないために、わざわざ病人に近づいていく人たち」 という意味ではありません。

ここでは共依存の概念を詳しく知ることで、パートナーにとって役に立つのではないかと思われるポイントを、いくつか例として挙げてみました。 テーマは ML と同じ、「ラクになろうぜベイベー」です(笑)
共依存とは何かをここで定義しようというものではありませんし、 管理人の非常に個人的主観に基づいたものであることをご了解ください。

■ 「異常な人」への「正常な反応」
共依存は、異常な人が周りにいたときに自分を守ろうとして起こしてしまう「反応」のパターンのひとつという考え方がここではしっくりきます。 「自己防衛のためだったはずの反応が自己破壊的に作用してしまう仕組み」を知っておくことが重要だと感じました。
(※) 「異常な人への正常な反応」という表現は、こちらの書籍(1) [p.72〜] からの引用です。

■ 変わって欲しいけど…
パートナーの言動に困っていたり、パートナーから不当な扱いを受けることが続けば、 「パートナーがいつか変わってさえくれたら…」と期待するのは、自然なことでしょう。 でも、それがいつのまにか「パートナーを変えよう」とする「コントロール欲」にすりかわってしまっていませんか?

■ 変えられるのは自分だけ
人が人を変えることなんてできません。 でも自分が大切に思う相手には、そのことをつい忘れてしまいがちです。 変えられるのは「自分」だけです。 自分が変わるのだって大変なことですよね。 自らが変わりたいと心から思い、努力しないと変われませんから。 また、劇的な変化を相手に求めるのは現実的ではないかもしれませんが、 「自分がパートナーを変える」ことができないのと同様に「パートナーは絶対変わらない」 とこっちが決めつけてしまうのも筋違いな話だと思います。

■ 理解したいけど…
どうしてそんなことするの? どうしてそんなふうに思うの? なんでそうなっちゃうの? …
パートナーを理解したいと思うのは当然だし、理解し合おうとする努力は怠っちゃいけないけど、 がんばったところで理解できないことだってあるものだと思います。 自分の言動を相手にもわかるように理路整然と語れる人ばかりではないし、 自分でも自分のことが良くわからないというパートナーだっているでしょう。
「私にわかるようにちゃんと説明してよ!」→「私にも理解できる言動をしてよ!」と、 一歩間違えると「コントロール欲」の罠にハマることがあるのでご用心を。

■ 自分にできることとできないこと
世の中には自分の力で「変えられること」と「変えられないこと」があります。 自分が執着しているものに関して、これを自分で見極めるのは、かなり難しいのではないかと思っています。 大切に感じているものだからこそ、「自分で変えられないこと」まであきらめきれずに執着してしまいがちです。 でも、ラクになるには、自分にできないことまで無理にしようとする無駄な努力は止めなくては!
「自分で変えられること」なのかどうかの見極めは、場合によっては専門家の力を借りた方がうまくいくでしょう。 「変えられない」ことは、自分にはどうすることもできないと受け入れ、どうやって折り合いをつけていくのかを考えていかなくていけないのだと思います。

■ 執着を手放す
大切なものへの執着を手放すのは勇気が要ります。 「愛情を持って離脱する」ことだって可能だと専門家は言いますが、 何の知識もなくいきなりできるようなことではないと思うのです。 知らなければ、振りまわされるばかりでも当然でしょう。 また、執着を手放したとき「離脱症状」が表れることがある、 ということを知っておくことも大切だと思いました。 「苦しいけどこれは離脱症状なのかもしれない」と自覚するだけで、 何も知らない状態より随分ラクになれると思うのです。

■ 自分自身の境界線を引く
じわじわとパートナーに踏み込まれて、 いつのまにか本来あったはずの境界線が曖昧になってしまっていることはありませんか? 自分の限度をはるかに超えた我慢や努力は、高い代償となって自分にも返ってきます。 無理な我慢や努力なんてしたくてしてる人はいないでしょうが、 それがどれほど危険なことなのか明確に自覚しているケースは少ないのではないかと感じます。 「そもそも境界線って何?」という方は、その概念をぜひ知ってください。

■ 自分が助けなければいけない??
障害を持っていたとしても、パートナーも一人の立派な大人です。 パートナーの責任は、自分が取り上げてしまうのではなく、パートナー自身に返すことも大切です。 「イネイブラー」という概念を知ることで、過剰な責任感・使命感・罪悪感から逃れられるので、 ラクになれますよ。

■ 何よりも「自分を大切に」
最後に、ラクになるためにはやっぱり、何よりも「自分」を一番大切にしてください。 湧き上がってくる「感情」を軽視せず、尊重してあげてくださいね。 人間は、自分を一番大事にして当たり前なんです。 自分のためだけの時間や自分のためだけの楽しみを持っていますか? もう充分に人のためにがんばってきたのですから、自分で自分を誉めて、たっぷり自分に「よしよし」してあげてください!


「そんな抽象的なことを言われても…」「で、どないせーっちゅーの?」と思われた方は、ぜひ専門サイトや書籍をご覧になってください。 きっと、私とはまた全然違う観点から、いろんな発見ができるのではないかと思っています。

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